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オムロン ヘルスケア株式会社

本質的な価値を、
「一貫したストーリー」で伝える

紙社内報をはじめとする
インターナルブランディング総合支援

多様化する社員が同じ目的の未来に向かうため
インターナルコミュニケーションを総合的にアップデート

【プロジェクトのポイント】

  • ・事業の高度化・グローバル化によって社員の多様化が加速
  • ・まずは社内報リニューアルで、自社に息づく普遍的な価値観を再確認
  • ・一般的な社内報のイメージにとらわれないインターナルコミュニケーションを模索

オムロン ヘルスケア様は、オムロングループで「ヘルスケア事業」を担う中核企業です。家庭用血圧計や体温計等の健康医療機器の開発に始まり、近年では通信機能付きデバイスを活用した遠隔診療サービスをグローバルで展開するなど、医療機器・サービスを通じて時代ごとのソーシャルニーズに応え続けています。

一方で、こうした事業の高度化・グローバル化は、社員の多様化も同時に加速させています。働く場所、キャリア、専門領域などの異なる多様な社員に向けて、自社が進んでいく方向性、未来のビジョンをいかにコミュニケーションすべきか。オムロン ヘルスケア様は、その地固めとして社内報のリニューアルを検討しながらも、今までの社内報のイメ―ジにとどまらない、「これから」の会社のあり方にふさわしい一段上のインターナルコミュニケーションのあり方を模索していました。

本プロジェクトでは、私たちは、会社の本質的な価値を捉えなおし、会社の内側から企業価値を高めていく中長期的なインターナルブランディングストーリーをご提案しました。第1段階では、多様な社員の皆さんの「目線合わせ」のため、自社のこれまでの歩みを同社の理念と紐付けて紹介し、同社の普遍的な考え方をコミュニケーション。第2段階で、会社の進むべき方向性や、ビジョンについて認知と理解を図っていく、というものです。

第1段階での具体的な制作物としては、まず社内報「Soleil(ソレイユ)」のリニューアルを行いました。定型コーナーをベースとした従来の形を変え、1号ごとに作り込んだ、見栄え・読み応えある一冊をお届け。オムロン経営の精神を学ぶべく「立石一真 創業者記念館」にも訪問するとともに、お客様と対話を積み重ね、オムロン ヘルスケア様の考え方を体感として学ばせていただくことで、企画、原稿、デザインの細部に至るまで、すべてのクリエイティブにオムロン ヘルスケア様の企業理念やデザインフィロソフィーを通底させた、「ブランド」を伝える社内報を目指しました。

今後は、紙媒体はもちろん、Webや動画など、デジタルメディアを活用したコミュニケーションも検討中です。一貫したストーリーに基づいたインターナルブランディングで、社員の皆さんの、自社への誇りの醸成、そして経営戦略の自分ゴト化に結びつけていきたいと考えています。

【プロジェクトの解決策】

自社の魅力を社員に伝え、会社の内側から企業価値を高めていく中長期的なストーリー設計

お客様との対話を重ねた、企業理念やデザインフィロソフィーに基づくクリエイティブ

Webや動画など、それぞれの媒体特性を活かしたクロスメディア提案