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【旅ニュース】海外に住む外国人309人に聞く「新しい旅のエチケットルールと旅行内容制限」に関する意識調査 〜“乗り物内でのマスク着用”8割が理解、黙乗・黙浴には疑問の声多数~

2022.06.29に配信されたTokyo Creative株式会社さんのプレスリリースを紹介します。


 日本人と外国人の“両目線”を生かした動画で自治体や企業の外国人へのアプローチを支援するTokyo Creative株式会社(所在地:東京都墨田区、代表取締役:小野沢隆・中川智博、https://www.tokyocreative.jp/ja/、以下Tokyo Creative)は、訪日外国人への規制緩和でインバウンドへの期待が高まるなか、同時期に公表された「新しい旅のエチケットルール」と「訪日外国人の旅行内容制限」に対する考えをヒアリングするために、外⽇本以外の国在住かつ日本以外の国籍をもつ外国人309人を対象に意識調査を実施しました。

■回答サマリー
・訪問先制限で「日本旅行はしない」と判断する外国人は2割超
・9割以上は、ワクチン接種済みでもマスクの着用や手洗い・消毒などの保健衛生対策に肯定的
・過半数が体温測定の記録やPCR検査などの体調管理に肯定的
・ほぼ全員が飲食店やお買い物時のこまめな手の消毒などは「適切である」と回答
・黙乗・黙浴など色んなシーンでの会話規制は約4割が理解、一方で根拠や実現性に疑問
・観光地や移動時の“混雑を避ける“は、一定数理解があるものの、具体的な方法が不透明の声
・混雑を避けて行きたい場所に行けないのであれば、「日本旅行しない」が約2割

■Tokyo Creativeとは
 地方自治体・DMOの観光戦略をはじめ、動画に紐づく施策を、日本人・外国人の“両目線”で⽴案・企画・実⾏しています。企画・監修した福島市のプロモーション動画は『クールジャパン動画コンテスト2021』地方自治体部門の奨励賞を受賞し、三重県赤目四十八滝の外国人向けプロモーション動画は30万回再生を突破するなど、これまで100社を超える地方自治体や企業などのサポートで培ってきたノウハウと、自社で抱えている日本最大級である在日外国人インフルエンサーに紐づく約1,700万人の日本好き外国人コミュニティを活用し、成果につながる支援を可能にしています。

■調査内容

「理解はできるが、適切だと思わない」が一番多く30%で、全体の6割が否定的という結果となりました。また、17%(53人)が「このルールがあるうちは、日本旅行はしない」を選択しました。
「とても適切だと思う」と回答した人は73%で、全体の9割以上と圧倒的に肯定的な意見が多い結果となり、多くの人が理解を示す方針であることが判りました。
全体の約6割にあたる57%が肯定的な意見をもっているという結果になりました。一方で「このルールがあるうちは、日本旅行はしない」という意見を持つ人が17%もいることが判りました。
肯定的な意見が、全体の6割以上を占める結果となりました。その一方で、「観光地は混雑することも多く、実現できるか分からない」という実現性について疑問をもつ意見が自由記述内で複数見受けられました。
「とても適切だと思う」が52%と過半数以上で、次いで「まあまあ適切だと思う」が24%となり、全体の8割弱が肯定的な意見となりました。
否定的な意見が全体の6割を超える結果となりました。「適切だと思わない」を31%(96人)が選択し、他の設問と比較しても多くの人が納得のいかない施策であることが判りました。
全体の約6割が、否定的という結果になりました。自由記述の中には「話さないということは、団体旅行の雰囲気や楽しさ、思い出を台無しにすることになるのではないかと強く思う。」という意見がありました。
肯定的な意見が154人、否定的な意見が155人とほぼ同数で、二分する結果となりました。また、約1割の人については、このルール適用の間は日本旅行を控えると考えていることが判りました。
全体の約8割にあたる242人が、公共交通機関利用時のマスク着用に対して理解を示していることが判りました。
「とても適切」と思う⼈は約半数で、公共交通機関利⽤時の換気について全体の約8割の人が理解を⽰していることが判りました。
肯定的な意見と否定的な意見が、回答を2分化する結果となりました。自由記述では「観光客だからといって、自分の降りる駅ではないのに、混んでいたら降りろというのだろうか。」という意見もありました
否定的な意見が全体の約6割で、肯定的な意見を上回る結果となりました。自由記述では「会話を控えるルールが守れているか、どのように見張るのだろう」という疑問の声もありました。
肯定的な意見は3割弱にとどまりました。自由記述では「混雑を避けるとなると、都市部への観光が不可能に感じる。」「間違えてはいないと思うが、観光地で守れそうにない」「行きたい場所に行けない可能性があるうちは、日本旅行はしない」という声がありました。
全体の約6割が否定的な意見をもっていることが判りました。自由記述には「これは一般的なマナーの範囲で、コロナとどう関係があるのでしょうか?自国でも一般的な行動であるはずです。」という意見もありました。
肯定的な意見が、わずかではありますが否定的な意見の数を上回り、過半数を超える結果となりました。
約6割にあたる127人が「とても適切だと思う」回答しました。また、肯定的な意見は全体の84%を占め、多くの人が理解を示す結果となりました。
8割の人は「とても適切」と考えており、「まあまあ適切」と併せるとほほ全員が肯定的と思う方針ということが判りました。また、「適切だと思わない」と回答した人は0人でした。
否定的な意見が、全体の約6割がとなりました。「適切だと思わない」と回答した人が一番多く、27%(83人)でした。

Q19 「新しい旅のエチケットルール」と「旅行内容制限」についての感想(自由記述・一部抜粋)

<肯定的な意見>
・どれもとても合理的で簡単に実行できそうです。どの店やレストランが安全で衛生管理が行き届いているかを知るのが難しいように感じます。対応しているお店に看板をたてるなどの必要があると思いますが、それ以外は気になりません。
・他国がどのようにコロナ対策をしているかわからない中で、(海外からの旅行者)受け入れを躊躇してしまうことは理解できます。

<否定的な意見>
・ (指定された団体旅行ではなく)日本国内を自由に動けるようになるまで日本へ旅行することはないでしょう。
・(ルールや制限によって)楽しい体験ができず、また日本に行きたいと思わなくなるような気がする。
・心配する気持ちはわかるが、今の日本では好きな人・好きなものを見られる気がしないので、ルールや制限が緩和されるまで日本への旅行はしない。
・予防接種を受け陰性であることを証明した観光客に対して、規制が厳しすぎるように思う。マスク着用はいいとして、その他の規制は行き過ぎではないか。
・ルールや制限があることで、日本旅行中に(外国人が)差別されたりしないか心配になります。
・日本への旅行を計画していたが、来年もしくはルールや規制が解消されない限りはしないつもりだ。

<その他>
・ワクチンカードやワクチン接種証明書を提示することで、人気のある観光地に入れるようにすべきだと思います。日本を応援したいが、滞在中に色んなことを経験できないとなると、あまりにも高くつきます。中途半端な経験ではなく、日本を満喫したいです。
・唯一心配なのは、これらのルールを設けたとしても、日本にはルールを破る人を取り締まる法的措置がないことです。他国からさまざまな考えの人が訪れるので、ルールを理解し実行すべきですが、多くの人は理解しないと思います…残念ですが。
・日本のような混雑した国で物理的に距離を置くことを求めるのは、かなり無理があり、単純に実現不可能だと思う。
・ピーク時を避けて旅行するのはいいアイデアだが、旅行者が休みを取れる範囲が限られている場合はどうなるのだろう。
・一人旅がまだ許可されていないことが唯一のネックです。団体旅行は通常より高価ですし、私はやりたいことがあるので、団体旅行ではカバーできないと思います。
・衛生面では問題ないのですが、実現不可能なことや馬鹿げていると思うことが含まれています(例:温泉での会話禁止、食べ物の取り分け、大声での会話禁止など)。他国に比べて日本は少し過敏すぎるように感じました。

■調査概要
調査テーマ:マスク着用など「日本旅行ルール」に関する意識調査
調査対象:⽇本以外の国在住かつ⽇本以外の国籍をもつ外国⼈309⼈
調査期間:2022年6⽉11⽇〜6⽉14⽇(日本時間)
調査⽅法:Tokyo Creative コミュニティへのインターネット調査(質問と回答ともに英語使⽤)
有効回答数:309
対象:19歳以上の男女

■Tokyo Creative 会社概要
社名:Tokyo Creative株式会社
設立:2013年8年
代表者:代表取締役 中川智博・小野沢隆
所在地:東京都墨田区横綱1-10-5 KOKUGIKA FRONT BUILDING レッドホースコーポレーション株式会社内
資本金:9,000万円
URL:https://www.tokyocreative.jp/ja/
業務内容:訪日インバウンド集客事業、訪日インバウンド関連事業、タレントマネジメント事業
お問合せ:info@tokyocreative.jp

【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
Tokyo Creative株式会社 広報PR担当(ベンチャー広報内)陳之内秋
TEL:080-6504-7774
Mail:jinnouchi@v-pr.net