ことばの向こうに旅をして<わたしの旅ブックス37>

ことばの向こうに旅をして<わたしの旅ブックス37>

牧村 朝子(Asako Makimura)

【書籍名】ことばの向こうに旅をして<わたしの旅ブックス37>

【著者】牧村 朝子(Asako Makimura)

【シリーズ】わたしの旅ブックス

【判型】B6変型

【ページ数】304ページ

【定価】本体1,200円+税

【発売日】2022年1月19日

【ISBN】978-4-86311-321-3

概要

愛と性、言語と異文化について書き続けてきた文筆家の牧村朝子が、カタコトの外国語でわかりあおうと奮闘する旅を綴ったエッセイ集。

言葉のその先にいる「人」がわかりたくて、カタコトの旅に出た。台湾で筆談した屋台のおかみさん、国を追われカリフォルニアで違法民泊するガール、バンコクで出会ったブチ上げガン盛りマッサージ師、治安の悪い歓楽街に降臨した、スキンヘッドにスリップドレスのバブリーなジャーナリスト――わかりあえるはずなんかない、でもやっぱり「わかりあいたい」。フランスでの国際同性結婚や、アメリカでのLGBTs取材などを経て、愛と性、言語や異文化交流について書き続ける文筆家の牧村朝子がおくる、言葉、国境、文化、ジェンダー、イデオロギー、あらゆるものを飛び越えていく言語系旅エッセイ。

目次

はじめに、「言葉」と「英語」があった。 

旅立ちの前に〜 羽田と成田を間違えたけど間に合った話  

I ありがとう
カムウンのスープ ―台北、板橋、ベトナム語―  
ヘルシンキに来るつもりはなかった ―フィンランド、路面電車、ピーラッカ― 
ベッド アンド バッドガールズ ―カリフォルニア、難民、トルコ語―  
愛、チュセヨ ―ソウル、流行歌、感謝―  
 ことばコレクション 「ありがとう」  

II あいしてる
アムール・ノアール ―パリ、金子光晴、エシャンジュ―  
ソドムの交わる十字路で ―パンクロック、エディンバラ、ロンドン―  
合法の銃、適法のキス ―カリフォルニア、グランマ、レズビアンバー―  
つま、ずっとたべる、いひひ、あはは! ―日本、移民街、〝インド語〞―  
スイス百年旅行 ―パリ、ヌシャテル、中華キャベツ―  
 ことばコレクション 「あいしてる」 

III つながりたい
女性マッサージ師にしてくださいとお願い申し上げたはずだが? ―バンコク、LGBT、マッサージ―  
バブリー・ピートの手作り新聞 ―南の島、ニンジャルック、レインボー―
裸の彼の草のかんむり ―サイパン、チャモロ料理、API―
ワイラカは本当にいたんだ ―ニュージーランド、伝説、マオリ語―  
白鳥が臨終の際に歌う美しい歌、詩人の絶筆 ―ギリシャ語、イカリア島、シクラメン―  
 ことばコレクション 「つながりたい」  

おわりに  

著者紹介

牧村 朝子(Asako Makimura)

1987年神奈川生まれ。タレント、文筆家。 2010年、ミス日本ファイナリスト選出を機に芸能界デビュー。モデル、テレビ出演等のタレント活動を経て、2012年に渡仏し取材、執筆活動を開始。2013年に星海社より、ジェンダー・セクシュアリティの入門書『百合のリアル』を刊行。2018年には時報出版より台湾版が刊行される。著書は他に『ハッピーエンドに殺されない』(青弓社/2018)など。現在は日本を拠点に執筆、講演、メディア出演など幅広く活動中。猫好き。

関連サイト https://twitter.com/makimuuuuuu?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

読者さまからの声

ネットが普及して、自分の好きなこと、興味があることばかりに囲まれて生きる人が増えていると思う。ただ“安心”を求めて。自分と他人に境界線を引いて。牧村さんの言葉は、人と繋がることの意義について、言葉の奥の“ことば”を拾う大切さに気づかせてくれる。コロナ禍になって海外への機会が減少し、重い腰をあげられなくなった人もいると思う。そんな中で、牧村さんの言葉が身体を軽くさせてくれるような気持ちになりました。(20代・男性)

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