罪深きシリア観光旅行<わたしの旅ブックス49>

罪深きシリア観光旅行<わたしの旅ブックス49>

桐島 滋(きりしま・しげる)

【書籍名】罪深きシリア観光旅行<わたしの旅ブックス49>

【著者】桐島 滋(きりしま・しげる)

【シリーズ】わたしの旅ブックス

【判型】B6変型判

【ページ数】240ページ(口絵8ページ)

【定価】本体1,300円+税

【発売日】2023年11月15日

【ISBN】978-4-86311-386-2

概要

無数に配置された検問所、瓦礫と化した町並み、
そして、現地の人たちとの不確かで曖昧な会話……
観光旅行者として入国した著者が見た、戦下の国シリアの今

2011年から内戦が続くシリア。政府と反政府勢力の対立を軸に、宗教や大国干渉といった問題も孕みながら内戦は泥沼化。国民の貧困化とともに670万人以上とも言われる難民を流出させたアサド大統領による独裁国家は、今世紀最大の人道危機を招いたとして世界中から問題視されている。

著者は、混迷を極めるこのシリアの現状を自分の目で見るために、一介の観光客として入国。わずか10日間の、しかもルート限定の観光旅行だったが、自ら果敢に戦下の町を歩き、地元の人々と言葉を交わしていく。国によって仕組まれた、作られた旅行ではあるが、わずかながらも垣間見えたシリアの今の姿を著者は見事に描写。なかでも悪名高きサイドナヤ刑務所で過酷な拷問を受けながらも生き延びたシリア人の話は圧倒的だ。
異色の旅行記であるとともに、多くの人に読んで欲しい問題提起の書でもある。

第3回わたしの旅ブックス新人賞受賞作。

目次

はじめに——シリアは行ける国なのか?

第一章 シリアへ
一  レバノンでの心構え伝授
二  シリア入国 ホラーと喜劇

第二章 戦下の国
三  遺跡の前のZ
四  ダマスカスの妄想
五  土産物店で考える「宗派」

第三章 地方の町々
六  サイドナヤ刑務所
七  キリスト教徒の村とロシア兵
八  「電気があればみな帰る」
九  辺境の豪奢パルミラ

第四章 オマルの故郷
一〇 破壊の次の破壊
十一 彼の記憶で歩く

第五章 アレッポの日常
十二 アレッポで聞いた「本音」?
十三 終わらない雑談

第六章 さらばマーゼン
十四 ラタキアの海と徴兵忌避者
十五 グータの廃墟
十六 最後の会話

第七章 深い哀しみと静かな怒り
十七 レバノンで話すホムスの記憶
十八 刑務所の生き残り
十九 サイドナヤでの日々

おわりに

著者紹介

桐島 滋(きりしま・しげる)

フリーライター。中東を中心に紛争などを抱えた地域のことを映像や文章にし、発表している。

関連サイト https://www.shc.co.jp/book/monvoyage/archive_3.html

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