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お客様事例 オムロン ヘルスケア株式会社 本質的な価値を、「一貫したストーリー」で伝える

プロジェクトの背景

オムロン ヘルスケア様は、オムロングループで「ヘルスケア事業」を担う中核企業。近年ではデバイス単体ではなく、それらを通信でつなぎ医療現場をサポートする遠隔診療サービスをグローバルに展開するなど、予防医療の領域に事業を広げています。こうした事業戦略の進化に伴い、より重要になってきたのが、戦略をわかりやすくかみ砕いて社員に伝え、共感に結びつけていくこと。オムロン ヘルスケア様は、「これから」の会社にふさわしい一段上のインターナルコミュニケーションのあり方を探していました。

  • 課題

    オムロン ヘルスケア様では、事業戦略の進化に伴い、社員の多様化、グローバル化も加速していました。多様な社員に向けて、いかに自社のビジョンや戦略を伝えるか。従来の社内報のイメージにとどまらないコミュニケーションのあり方を検討していました。

  • 解決までのアプローチ

    大切なのは、戦略と社員一人ひとりとの接点を見つけ、結びつけていくこと。私たちは、ご担当者様との対話はもちろん、創業者の足跡を辿る施設にも訪れ、企業の源流からその理解に努め、中長期的なインターナルブランディングストーリーをご提案しました。

  • 結果

    雑誌型社内報『soleil(ソレイユ)』を全面リニューアル。定型コーナーをベースとした従来の形を変え、号ごとにテーマを設けた、読み応えある一冊をお届け。細部までに“らしさ”が感じられる、社員の皆さんに共感いただける社内報をお届けしています。

プロジェクト期間

6カ月(社内報のリニューアル)

プロジェクトのポイント

  • 頭も手も足も使い、お客様企業を丁寧にインプット
  • インターナルブランディングストーリーの設計・提案

大胆アウトプットは、丁寧なインプットから始まります。企業や社員を深く理解すればこそ、大きな変化にも自信をもって踏み出せます。お客様企業はなぜ誕生し、どのような経営課題に直面し、社員は何を誇りに日々の仕事に向き合うのか。私たちはお客様へのヒアリングに加え、オムロン経営の精神を学ぶべく「立石一真創業記念館」にも訪問し、オムロンヘルスケア様の考え方を体験的に学ばせていただきました。こうした蓄積をもとに、会社の内側から企業価値を高めるインターナルブランディングストーリーを設計。オムロンヘルスケア様の企業理念やデザインフィロソフィー、トーン・オブ・ボイスを反映させた、一貫性のあるコミュニケ−ションをご提案しました。

深い企業理解を起点に、多様なツールを展開

理念と戦略、事業内容を社外のステークホルダーに伝える

インターナルブランディング支援を通じて培った知見をもとに、高度な戦略を“ビジュアル”や“動き”でより視覚的に伝える長期ビジョン「Shaping the Future 2030(以下、SF2030)」解説動画も制作しました。今では社外のステークホルダーの皆さまに向けた会社案内のリニューアルも担当。営業現場での使いやすさを重視し、紙媒体ではなく、iPadなどでお客様にご提案しやすいPDF形態をご提案しました。できるだけ汎用性が高いページ構成を前提に、デザイン面では、オムロンヘルスケア様の経営戦略からソリューションまでをわかりやすくお伝えできるよう、画像やイラストも積極的に活用しました。

 

インターナルコミュニケーションにおいては、現在は戦略そのものではなく、より一人ひとりの行動変容を促すフェーズを伴走しています。お客様企業への理解と共感を起点にするからこそ、多様なクリエイティブであっても、一貫性を担保できるのが私たちの強みです。これからもSF2030の実現に向け、経営の機微に寄り添いながら、成長を後押しするコミュニケーションの提案を続けていきます。

本質的な価値を、「一貫したストーリー」で伝える

C O N T A C T

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