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お客様事例 日本マクドナルド株式会社 パーパスの実践につなげる

プロジェクトの背景

世界100以上の国と地域に、約40,000店を展開するグローバルブランド、「マクドナルド」。日本マクドナルド様は、国内に約2,900の店舗を展開するハンバーガーレストランチェーンです。2,500人以上の社員のほか、店舗で働く約19万人の「クルー」と呼ばれるアルバイト従業員、約200社のフランチャイズ法人のオーナーとその社員、そしてサプライヤーといった多様な人(ピープル)が、その店舗運営を支えています。

だからこそ、人を基点とする“ピープルビジネス”という考え方を、日本マクドナルド様はとても大切にしています。「ピープル」が求めるコミュニケーションを実現し、その力の最大化に貢献することが、インターナルコミュニケーションの本質的な役割です。

こうした背景のもと、私たち産業編集センターは、2002年から日本マクドナルド様のインターナルコミュニケーションを総合的にサポートしています。

  • 課題

    変化し続けるお客様ニーズやライフスタイルに寄り添うため、日本マクドナルド様はさまざまな革新をスピーディーに実行しています。インターナルコミュニケーションも対象ごとにメディアを分け、その時期や内容を吟味するなど、きめ細やかな設計が重要です。

  • 解決までのアプローチ

    対象別にツールを設計すると同時に大切にしたのは「マクドナルドらしさ」を一貫させること。その本質は、ビジネスの現場である「店舗」でしか学べません。私たちはあらゆる施策に、店舗ではたらく方々の視点や声を反映させるよう尽力しています。

  • 結果

    クルー向け社内報『SMILE』、クルー同士のコミュニケーションプラットフォーム『WEB SMILE』、店長、社員、オーナー向け戦略伝達ツール『BIZ SMILE』など、多岐に亘るツールを通じてビジネス成長に貢献しています。

プロジェクト期間

2002年〜(インターナルコミュニケーションのトータル支援)

プロジェクトのポイント

  • アルバイト従業員、フランチャイズ法人のオーナーと社員、日本マクドナルドの社員までの多様な「ピープル」の理解
  • 戦略から日々の店舗運営まで、対象と内容ごとに緻密に最適化されたツール設計と運用
  • ファンとスマイルが感じられる、マクドナルドらしいコミュニケーション

マクドナルド様のインターナルコミュニケーションをトータルに支援すべく、店舗への取材依頼や実際の取材・撮影、さらには印刷後の店舗配布まで、クリエイティブの領域を広げた総合的なソリューションを提供しました。

パーパスを軸に一貫したクリエイティブディレクションを

コミュニケーションのエコサイクルを生み出す

2020年、米国のマクドナルド本社は、自社で大切にする考え方を「パーパス・ミッション・バリューズ」としてグローバルレベルで再定義しました。

 

私たちは今、マクドナルドではたらくすべてのピープルが、自分の仕事をパーパスである「おいしさと笑顔を地域の皆さまに」の実践につなげられるよう、その考え方の解説記事や、店舗や個人の行動をバリューズに紐付けて伝えるインタビュー記事を制作することはもちろん、そうした情報にアクセスしていただくための導線設計まで、さまざまな工夫を凝らし、コミュニケーションのエコサイクルを生み出しています。

ターゲットに合わせた多様なツールを展開

店舗ではたらくクルーのストーリーをバリューズに紐付けて描いたクルー向け社内報『SMILE』では、登場していただく方の人選から、当日の取材撮影、記事の制作に加え、印刷後の店舗配布までを当社がサポート。さらに現在では、クルーの採用ツールとして、コーポレートサイトの閲覧ページや公式Xに掲載する誘引動画も私たちが制作しています。

 

クルー同士のコミュニケーションプラットフォームとしては、スマートフォンからもアクセスできる『WEB SMILE』の総合的な運営・管理を担当。はたらく中で生まれたふとした疑問ややりがいを気軽にシェアできるカジュアルなコミュニケーションの場として機能しています。

 

一方、クルーを率いる店舗経営者である店長や店舗サポートを行う日本マクドナルド社員、フランチャイズ法人とその社員に向けては、半期に一度の経営方針発表会の配信サポートや、経営戦略の体系的な理解を促す戦略伝達ツール『BIZ SMILE』まで、目的に応じた多様なツールを制作しています。

 

また2021年には、日本マクドナルド創業50周年を記念し、全店舗のクルー、フランチャイズ法人のオーナーとその社員、日本マクドナルド社員の全員に配布する『SMILE特別号』や、マクドナルドで長く働くクルーへの感謝の気持ちを届ける周年記念Webコンテンツ『BIG THANK YOU』の制作も行いました。

ファンとスマイルを大切にしたコミュニケーションを

これらのクリエイティブに一貫するのは、ファンとスマイルにあふれた「マクドナルドらしさ」です。そしてその本質はいつも、ピープルビジネスの現場である「店舗」にあります。365日、日本中の店舗で「おいしさと笑顔を地域の皆さまに」届けるべく、さまざまなドラマが生まれています。私たちはこれからも、日本マクドナルド様のパーパス実践を促すべく、私たち自身が学びを続けながら、インターナルコミュニケーションを総合的に支援していきます。

C O N T A C T

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